LonganNanoで「RISC-Vちょっとできる」になろう!(ハードウェア編)
LonganNanoとは
とりあえず RISC-Vマイコンを試してみたい! という諸兄たちのためのガジェットだ。↓まずはAliExpressとかにある、商品説明文を読んでくれたまえ↓
んな、ワケないってば ヽ( ・∀・)ノ┌┛☆(ノ `Д´)ノ
購入
Longan Nano(GD32VF103CBT6、ROM128k/SRAM32kB品)とLongan Nano Lite(GD32VF103C8T6、ROM64k/SRAM20kB品)があって、紛らわしいことに注意。
そうでないと、筆者のように、商品ページはGD32VF103CBT6なのに、届いたのはGD32VF103C8T6のLiteの方だった!と泣くことになる(T-T
・みんな大好き秋月電子 830円
・スイッチサイエンス 710円(Longan Nano Liteなので)
※筆者はAliExpressで買ったけど、上記のような国内から買った方が値段もそんなに変わらず、安全だ。
※Aliだと「ボードだけ」という品がある。$2くらい安いのだけど、ケースやLCDは付いていない。LCDはもうちょっと解像度が大きいやつを外付けしたいという人にはいいかもしれない。
仕様
全体回路図は こちらあら、bluepill にそっくりさん!
■ ピンマップ
■ 搭載マイコン:GD32VF103CBT6/GD32VF103C8T6
128KB ROM、 32KB SRAM/64KB ROM、 20KB SRAM動作周波数108MHz
内蔵機能はRTC、UART、I2C、I2S、SPI、USB …などなど、いろいろある。
詳しいことは、開発元の GigaDevice のサイトを参照されたし。
そして、ピンアサインを見ると…、ははは。どっかで見たことがありますね(^^;
型番に「F103」が付いているだけにお察しなんですが…
みんな大好き ○○○32F103なんちゃら から置き換えても、他の回路は同じままで使えるようになっているのでしょう。
そして、元ネタマイコンのコアになっている ARM(Cortex-M3)の1/3の省電力 らしいです。
DACが付いたので音関係を扱う人にとっては嬉しいかもしれませんね。(え?PWM?なにそれ?おいしいの?)
■ LCD: 0.96インチ IPSディスプレイ
160 × 80ピクセル、16bitカラーこれまた、みんな大好き ST7735S ですな。 M5StickCとかにも積んであるやつだ。
回路図によると、こんな配線になっていてSPIで動く。
CSはBOOT1→GNDという具合に繋がっているので、PB2を入力ピンに設定しておけば、プログラム的にCSをいじくる必要は無さそうだ。ただ、外付けのLCDを付けるときは別のSPIを使わないといけないだろう。便利なのか面倒なのか…(^_^;
■ LED
ここにある。最初は青色LEDかな?と思ったけど、RGBLEDらしい。
REDだけ、なぜかCポートの「PC13」…。そこまでbluepillに似せなくても(^_^;
そして、もうひとつある赤色LEDは、電源用のパイロットランプだ。
■ microSDカードスロット
こんな配線になっていてSPIで動く。■ ボタン
BOOT0ボタンが、PA8ポートと連動しているようだ。これを利用して、ワンキーゲームを作成することができる😁
FlappyBird(GitHub)
※ビルド方法などは、開発編のページをご覧ください
格安のLCD付RISC-V(と言ってもほとんどSTM32ですがw)マイコンボード #LonganNano— 疲労こんぱいら (@phillowcompiler) December 21, 2019
BOOT0ボタンとPA8ポートが連動するらしいのでとりあえずワンキーゲームを作って遊べる🐦#M5StickCのexampleを流用した pic.twitter.com/mQ9M5rvIkS
■ 余ってるポートは?
VBATはRTCのバックアップ電源用とのこと。I2Cあたり(I2C0はPB6(SDA),PB7(SCL))も何かと使いたいでしょうし。意外と空きポートに悩みそうですね…■ ケース
親切にもプラモデルみたいになっていて、ちょっと組み立てを楽しめるようになっているwボタンが3つついているんですが…ひとつはおまけ?
実際に組み立ててみたんだけど…どうしても、窓とLCDがナナメになってしまい、とても見苦しいですね(^^;。 裏側にガイドを取り付けて欲しいところです。
#Sipeed #LonganNano の付属ケースはLCDがズレてしまいやすくて微妙に不便なのだ— 疲労こんぱいら (@phillowcompiler) November 29, 2019
前の透明アクリルケースに戻すか、裏側に簡単なポッチでもいいので治具を3Dプリントしてほしいのだ pic.twitter.com/tpB46uVjJ7
まとめ
Longan nano が積んでいるGD32Vは話題のRISC-V!と言っても、ほとんどSTM32なので、先人たちの膨大なノウハウを活かせるということでしょうね。昔の任◯堂の偉い人に言わせれば「枯れた技術の水平展開」というやつですね。なお、Aliとかでbluepill+LCD+カードスロットを買って、自分で組んだ方が安いじゃん…などと言ってはいけない(笑)
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→次は開発編
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