M5StickVってなんだ?
はじめに
M5Stackという中国・深センにあるメイカーがある。ここはかねてからESP32をベースにした開発ボード「M5Stack」をリリースしていて、筆者もすっかりその面白さに取り憑かれていたのでした。
M5Stackは、開発ボード+表示器+センサデバイスなど+外装ケースをこれでもか!と詰めあわせているので、ゲーム機感覚で、手っとり早く組み込みプログラミングを楽しめるのですね。
※「外装ケースあり」というのは非常に重要な要素でして…、特にこういう開発ボードに免疫の無い方(筆者の嫁さんがそうなのですが)が見ると、それはそれは怪しくて、怖いものに見えるらしい。
で!も!
ケースがあるだけで、フレンドリーな文房具のような感覚になってしまうのだ。開発ボードが「ギークのおもちゃ」から、親しみやすい小型家電になるのです!。
そのM5Stackが、このたび「M5StickV」という、これまた物欲をそそる開発ボードを出してきてしまったので、速攻でAliExp.でポチってみた。
M5StickVとは
コアとなるマイコンが今までのESP32ではなくて、K210というのを積んでいる。このK210というのが、また素晴らしいSoCでして、
- 64bit RISC-V デュアルコアのCPU。FPUもあるよ!
- 8MバイトSRAM、16MバイトROM
- KPU(ニューラルネットワークプロセッサ)
- その他、いろいろなシリアル通信インターフェイス
なかでもウリなのは KPU という画像+音声認識装置でしょうか。上図の「AI CAMERA」という触れ込みにもあるように、今流行りの「AI」で「ディープラーニング」らしい。…どうやって扱うものなのかは勉強しないと、まるでわからんのですけど@@;;;;
M5StickVの「V」は、このRISC-Vからも来てるんだとか。
前々からRISC-Vマイコンには関心があったのだけれど、エンドユーザーが手頃な値段(3000円程度!)で試せる機会がいよいよ到来というわけなんです。
画像認識機能を抜きにしても試してみる価値がある でしょう(^^)
RISC-Vとは
そういった規格は、企業がライセンスを持っていたりする。それで新たにCPUを開発するときには、莫大なライセンス料がかかってしまうのですね。
RISC-Vは「オープンソースアーキテクチャ」と言われていて、規格が公開されている。ライセンス料がかからないので、安価にCPUをリリースすることができるのです!。
そんなRISC-Vの 64bit! デュアルコア!。もうこれを聞いただけで、なんとなく凄そうです(笑)。その能力いかほどのものか使ってみたくなりますね!
次の記事では、M5StickVに積まれている各種デバイスについて紹介したい。
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